香典返し
贈り物のマナー一覧へ戻る1.佛式
表書き
●四十九日法要(満中陰・忌明け):「志」・「満中陰志」・「満中陰」・「忌明志」・「忌明」
のし紙の様式
●水引/藍銀(蓮絵入か蓮絵なし・5本か7本)
●結び/結び切り・鮑結び
*地区により、黄銀の水引(5本か7本)を用いることもあります。
その他の注意
●七日を一期として、七日ごとに中陰法要を営むのが正式。七期にあたる四十九日(七七忌)法要をもって満中陰を迎え、忌が明けるということから盛大に追善供養が営まれます。 忌中が3カ月に渡る場合は切り上げて、五期(五七忌)の三十五日をもって満中陰法要を営むのが一般的。
●香典返しは、四十九日(三十五日)法要の直後に行います。通常は“半返し”と言い、いただいた弔慰金の半額程度の品物を贈ります。
●表書きは関東では「志」、関西では「満中陰志」が一般的ですが、宗派や地区のしきたりにより異なることもあります。また、名前は姓のみを書きます。
2.神式
表書き
●50日霊前祭:「志」・「偲草」・「しのび草」
のし紙の様式
●水引/藍銀(蓮絵なし・5本か7本)
●結び/結び切り・鮑結び
*地区により、黄銀(5本か7本)の水引を用いることもあります。
その他の注意点
●十日を一期として、十日ごとに霊前祭を行うのが正式。通常は50日目の霊前祭に、佛教の忌明けにあたる50日祭を盛大に行います。忌中が3カ月に渡る場合は切り上げて、30日目の霊前祭にあたる30日祭を行うのが一般的。
●香典返しは、50日祭(30日祭)の直後に行います。通常は“半返し”と言い、いただいた弔慰金の半額程度の品物を贈ります。
●表書きは「志」「偲草」が一般的ですが、宗派・地区のしきたりにより異なることもあります。また、名前書きは姓のみを記入します。
3.キリスト教
表書き
●追悼ミサ(カトリック):「志」・「粗品」
●召天記念会(プロテスタント):「志」・「粗品」
のし紙の様式
●水引/藍銀(蓮絵入か蓮絵なし・5本か7本)
●結び/結び切り・鮑結び
その他の注意点
●本来キリスト教に、香典返しの習わしはなく、日本の風習に合わせて取り入れられています。
●佛教の法要にあたるカトリックの命日祭、プロテスタントの記念会が定期的に行われます。通常、カトリックでは30日目に佛教の忌明けとなる追悼ミサを、プロテスタントでは1カ月後に召天記念会を行います。
●香典返しは、追悼ミサ・召天記念会の直後に行い、記念品程度の品物を贈ります。
●表書きは「志」「粗品」が一般的で、名前書きは姓のみを記入します。