いわれ

1年を2回にわけ、先祖の霊を迎え御魂祭りの御供え物や贈り物をした日本古来の風習が、起源とされています。日頃お世話になっている方々へ1年間の感謝を込めお礼の気持ちを贈ります。

贈答様式

■「いつおくる？」

水引は赤金（5本か7本）、結びは花結び（蝶結び）の熨斗紙で、上書きは水引結び目中央上に「御歳暮」、中央下にやや小さく名前を書き、12月初めより20日頃までに贈りましょう。
この時期になると百貨店、スーパーなどでギフトコーナーができます。その時期を目安に贈ると間違いないでしょう。12月31日を過ぎ、お歳暮が年内に届けられない場合「お年賀」として贈ります。お年賀で贈れない場合「寒中見舞」として松の内（一般的には1月7日、地方により違う場合も）が過ぎてから立春（2月4日頃）までの間に贈ります。
本来は訪問して直接渡すのが原則ですが、現在はデパートなどから直送するケースも増えています。
直送する場合は挨拶状を同封するか、荷物が届く頃に別に手紙かはがきを出すのがマナーです。

■「喪中の時？」

当方・先方のいずれが喪中であってもお中元を贈られても差し支えありません。四十九日を過ぎていない場合や先方が気落ちしている時は、時期をずらし「暑中見舞」として贈る気配りも忘れずに。

■「誰に？いつまで？」

贈る相手はお中元同様、自分の考えで判断すればよく、お中元、お歳暮のどちらか一方を贈るならお中元より一年の締めくくりの意味でもお歳暮を贈るのが一般的です。