洗剤は、用途に合わせた配合がされています。
洗剤(または石鹸)選びや使用量を間違えると、繊維の寿命を縮めたり、色が変わってしまうことがあります。洗剤を選ぶ時は、洗剤のなかに含まれている成分にも注意しながら、正しく使用しましょう。
淡色(パステルカラー)の衣類に、蛍光増白剤入りの洗剤を使用すると変色するので要注意!また、色・柄物など色合いが大切なものも、蛍光増白剤の入っていない洗剤を使用しましょう。
たんぱく質でできた繊維〔毛(ウール)、絹、シノン(プロミックス)〕は、家庭で洗濯可能な表示のものでも、弱アルカリ性の洗剤や酵素入り洗剤は、繊維を傷めるので使用を避けましょう。取扱い絵表示の組成表示を確認し、たんぱく質でできた繊維には中性洗剤を使用します。
洗濯には、洗剤量、洗濯量、水量に強い関係があるのをご存じですか?
汚れをきれいに落とし、衣類を傷めないためには、
洗剤や洗濯機に表示された正しい量を確認して守りましょう。
・洗剤を多く入れても洗浄力は変わりません。洗剤を多く入れ過ぎた場合には、すすぎで落ちなかった洗剤が繊維を傷めたり、変色の原因になったりします。また、手洗いの場合、小さな容器を使うため、水量に対して洗剤量が多くなりがちですので注意しましょう。
・洗剤は、必ず溶かしてから洗濯物を入れましょう。上から振りかけると洗剤が濃く付いてしまい、繊維を傷めたり、変色・色ムラの原因になります。
・洗濯物を入れ過ぎると、洗濯機の回りが悪くなり、汚れが落ちにくくなります。反対に、大量の水で少しの洗濯物を洗うと、塩素の影響を受けて衣類を傷める原因になります。
洗濯機に表示された水量、洗濯量を守りましょう。
すすぎ過ぎても、すすぎたりなくても、繊維を傷めます。衣類に応じたすすぎをしましょう。
・すすぎは、3分×2回〔毛(ウール)の場合1分×2回〕程度が目安です。すすぎが不充分で洗剤が残ると、生地を傷めてしまいます。
・逆にすすぎ時間が長過ぎても、水道水に含まれる塩素の影響でポリウレタンが劣化(脆化)するなど、生地を傷める原因になります。
・2層式の場合、すすぎの前に脱水すると、よりきれいにすすげます。(全自動式は、自動で脱水します)
・お風呂の残り湯には、皮脂などが溶け込んでいるので、すすぎには使用しないようにしましょう。
皆さんも、一度は洗濯ネットを使用されたことがあると思います。
洗濯ネットは、洗濯時の衣類のトラブルを和らげるためのものです。
具体的には、洗濯時に衣類が受ける摩擦、もみ、絡みつきを和らげる効果があります。
シャルレの洗濯ネットは、用途によって使い分けて頂くよう、いろいろな種類があります。
用途に合わせて使い分けをしましょう。
品番:2319
使用できる商品シャツ、ショーツ、
ランジェリ一、ガードル
・ネットの目が非常に細かく、洗濯中に発生する繊維クズなどの侵入を防ぎます。
・ショーツやランジェリーなど、幅広く使えます。
品番:2314
使用できる商品ストッキング、タイツ、
ソックス
・ストッキングなどの引けを防ぎます。
・タイツなどは摩擦を減らし、洗濯による毛玉の発生を少なくします。
・ネットの目が細かく、洗濯中に発生する繊維クズなどの侵入を防ぎます。
品番:2313
使用できる商品ブラジャー、キャミソール、
ストッキング
・補強リングがついていますので、ワイヤーやボーンの変形・破損を防ぎます。
※ただし、ストッキングと他のものを一緒に入れると、ストッキングの引けや破れを起こしますので避けましょう。
品番:2318
使用できる商品ボディースーツ、ブラジャー、
ウエストニッパー
・浮きと補強リングがついていますので、水面に浮き、他の洗濯物からの影響を軽減し、ワイヤーやボーンの変形・破損を防ぎます。
・ネットに商品を詰め過ぎないようにしましょう。汚れが落ちなかったり、洗剤の残留、シワの原因になります。
・ネットの金具で他の商品を傷付けたり、ファスナーが開いてしまわないように、ファスナーの持ち手部分をファスナーカバーに収納して使用しましょう。
・ブラジャーなど、手洗い指定の商品をネットに入れて洗濯する場合、弱水流や手洗いモードなど、優しい水流で洗いましょう。